こんにちは。
以前の記事「住宅ローン減税について」で少し触れましたが、築25年以上の建物でも住宅ローン減税が受けられる方法についてお話します。
不動産を住宅ローンで購入される方にとって「住宅ローン年末残高の1%を10年間、所得税から控除」が受けられる住宅ローン減税はとても大切です。
控除分でお気に入りのダイニングセットを手に入れたいですね。
で、この「住宅ローン減税」ですが、中古マンションの場合、築25年以内の物件購入でしか利用できないと思っている方も多いはず!実際、昨年私が築28年の中古マンションを購入した際、売り主側の不動産業者は減税が受けられる事を知りませんでした。
そして減税を受けるには、大原則として、「耐震基準適合証明書」を取得する必要があります。
A・築25年以上で耐震基準に適合している場合。
①建築士、指定確認検査機関、登録住宅性能評価機関、または住宅瑕疵担保責任保険法人に耐震基準適合証明の申請。(大抵の場合不動産業者に伝えれば業者が依頼を出します。)
②耐震基準に適合していれば「耐震基準適合証明書」を発行。(費用6万円程度掛かります。)
③入居した年の翌年の確定申告時に申請。
B・築25年以上で耐震基準に適合していない場合。
①建築士、指定確認検査機関、登録住宅性能評価機関、または住宅瑕疵担保責任保険法人に耐震基準適合証明の申請。(大抵の場合不動産業者に伝えれば業者が依頼を出します。)
②買主がリフォーム業者に耐震改修工事を依頼→工事完了。
③耐震基準適合証明書を発行。
④入居した年の翌年の確定申告時に申請。
※耐震基準適合証明書は売主さんの名義で作成してもらうため、証明書の取得は物件の引き渡しまでに行わなければなりません。引き渡しが済んでからでは遅いです!注意!!
実際の所、単純に知識不足で知らなかったり、手続きが面倒だから教えない不動産業者もいます…
不動産屋が胡散臭いといわれる所以ですね…笑
ちなみに弊社は建設・不動産会社なので、物件の紹介から、耐震基準適合証明書の申請・発行、耐震改修工事も一貫して行えますよ!
築年数が経っている物件はヴィンテージ感があって格好良かったり、安かったりと良い点もあります。「これだ!!」と思った物件が築25年以上だった方、是非とも一度ご相談ください。