マンションリノベーション。
壁一面の棚、棚板には古材を使用して少しラフに。
塗装面とコンクリートを使い分けてメリハリを。
個性剥き出しの墨モルタルカウンター。
好きなものを眺めて暮らす。
とても贅沢な空間に仕上がりました。
施工費850万円
お客様の声
私は数年前まで東京の会社で働いていました。
その当時、帰宅するのは毎日深夜1時すぎ。休日も返上してとにかく仕事仕事。
家にはまさに「寝に帰るだけ」。デザインやインテリアに興味があったはずなのに、いつからか部屋は殺風景で自分の空間・時間を楽しむ気配すらない。
そんな毎日を過ごしていて、ある日ふと思いました、
「生きるために働くのであって、働くために生きるのはやめよう」と。
生活をもっと大切にしよう。もっと丁寧に暮らそう。
そして、地元・岡崎に戻り建設会社に就職。
念願叶ってこの度リノベーション事業を始めました。(以前からリノベーションの案件はありましたがHPがなかったので世間様は知らず…)さらに、リノベーション事業をやるからにはまずは自分が経験しようと思い中古マンションを購入。
・休日の朝食は少し豪華にしよう
・コーヒーは豆を挽いていれてみよう
・植物を育ててみよう
・好きなものに囲まれた生活がいい
・個性むき出しの家にしよう …etc.
なんて希望を胸に、我が家リノベーション計画が始まりました。
リノベーションをした家に住んでいる今、その住まいのお陰で自分にとって心地いい時間・空間ができ、丁寧に暮らすこと、ライフワークバランスをしっかりとることの大切さを実感しています。また、ON/OFFがしっかりした分、以前とは違った仕事への充実感も得られるようになりました。
・狙い撃ちだった物件探し
マンションを購入する前の住まいは3階建てアパートの1階。広さや設備に不自由はありませんでしたが、とにかく陽当りが悪い。さらに、目の前が駐車場ということもあり、なかなかカーテンも開けられず…
そう、思いました、
充実した暮らしに陽当たりはマストだなと。(←わりと当たり前。)
物件探しに要したのは3ヶ月。ずっと狙っていたマンションが同時期に2件売りに出ていたので値段の低い順に内見することに。希望売却価格は①980万(75㎡・4LDK)と②1400万(85㎡・5LDK)。
結果として980万の部屋のみ内見して購入を決めました。直床・直天の作りと、築28年が気掛かりでしたが、※「耐震基準適合証明書」を用意して頂く事と50万円の値引きを承諾して頂けたこともあり購入を決意。
※通常住宅ローン減税を受けるにはマンションの場合築25年以内である必要があります。ただし、築25年以上のマンションでも「耐震基準適合証明書」を発行してもらえれば住宅ローン減税を受ける事が出来ます。
陽当たり良好・立地も抜群。あとは管理が非常によかったのも購入の後押しに。
毎月管理費払うわけなので、管理の良さは大切ですね。
・陽の当たるダイニングで食事を楽しむ
家の中で一番陽当たりのいい場所に持ってきたダイニング。「これだ!!」と思えるダイニングテーブルに出会えてないので、今はベニヤ板を組んだテーブルと実家の物置から拝借したイスの応急ダイニングセットで食事を楽しんでいます。
不思議なもので使い続けているとこれはこれでアリなんですよね。
休日の朝はいつもよりゆっくりと食事をとって、天気がいい日は陽を浴びながらしばらくぼーっとすることも。ただのトーストがなんだか美味しく感じてしまいます。
食事中のコミュニケーションはとても大切にしています。互いにその日にあった事を報告したり、次の休みの事を話したり。ご飯はおいしく食べたいから、場が重くなる話は自然と避けますし笑
・長く愛せるものを、大切に使う
昔から本と映画と音楽が好きで、生粋のインドア。お小遣いをもらっては本を買い、バイト代が入ってはCDを買い、映画を観に行き、DVDを返却しにいってはまた借りてしまう。そしていつからかCDや本を聴く・読むの他に眺めるという楽しみ方を見つけてしまいました。
それに加えて家具と家電も好きです。購入の判断基準は「ダメになるまで愛着をもって使えるか」。家具にも心震える出会いがあるんですよね。なので我が家には「ビビッ!!」が見つかるまでの家具(仮)が多数存在しています。
顔ジャケットのCDは名盤率が高い気がします。
名作と言われているから欲しくなるのではなく、値段が高いから良いのではなく、「自分のスタイル」に合っているかどうかが大切なのかなと思います。気に入ったものだから大切に使うし、大切に使うから長く使えるし。ただ、「名作」と言われたらちょっと心揺れますけどね笑
・手仕事が感じられるリノベーション
システムキッチンのメンテナンスのしやすさや設備、性能は本当に素晴らしく、まさに企業努力の賜物、日本の宝!ですが、それでもキッチンはオリジナルにすると決めてました。モルタル仕上げのカウンター、作業場はステンレス、壁にはタイル、コンロはハーマン…設備、性能は劣っても同じものが二つとないオリジナルキッチンは最高です。10年後も「気に入っていますよ」と言えるように大切に使っています。
壁は躯体のままの部分以外は全て塗装仕上げです。私も職人さんに混じりペンキを塗りました。微妙な色のニュアンスやあたたかさはクロスには出せない塗装だけの味ですよね。
洗面台や靴箱は家具職人さんの手作り。むちゃくちゃな要望や細部へのこだわりを見事に再現していただきました。あまりに見事だったので、ダイニングテーブルもお願いしようかな検討中です。
どれもこれも手のかかる仕事をお願いしてしまったのは、やっぱり我が家の為に作ってくれたものを使いたかったから。立派な外観や広い庭はないけれど、自分のライフスタイルに合ったとてもいい家が出来たと思います。