こんにちは。
岡崎市 Ｉ 様邸新築工事 「丘の上の邸宅」は
大工さんによる階段の取付け作業が続いています。
こちらが階段取付前の様子。
ええ、壁ですね。
「ふーん、壁だね」って感じです。
壁側に階段の土台が付きました。
これだけで、「おぉ！！階段だね！」ってなります。
まだこちらは踏み板を乗せているだけの状態ですが、
もう立派な階段です。
そしてここから大工さんが一段・一段仕上げていきます。
前から、後ろから仕上げていきます。
もちろん階段のパーツが送られてきて、現場で組み立てて、はい完成！
ではありません。
大工さんが現場で木材をカットし、表面に丁寧にやすり掛けして、
一段一段仕上げていきます。
熟練の技が光るとても地道な作業です。
例えばこの写真。
階段の裏側の写真なのですが、踏み板の裏側に細い溝があるのがわかりますか？
（現場では通称「大工のみぞ知る」。うん、おもしろい。）
この溝はなにかと言うと、蹴込み板（踏み板に対して垂直に入っている板）をはめ込んで固定する為の溝なんですね。
上二段が蹴込み板取付後の階段。
図面だとこんな感じ。とても細かいけどもとても重要。
僕はもうこれだけで、
建築ってすごいな、手作りって良いな、職人ってかっこいいな
となります。
今後、どんなに急いでいても階段を登る足が少し優しくなりそうです。
外では何やらお施主さんと外構工事の打ち合わせ中。
張り詰める現場。
そして大工は木を削る。
