こんにちは。今回は押さえておきたい内見時のポイントについて少しお話したいと思います。
リノベーションは既存の建物に手を加えるので、当然あらかじめ建物の大きさが決まっています。これが注文住宅との最大の違いですね。ただ、決められたハコの中に自分らしさを詰め込むのがリノベーションの醍醐味でもあります。
ですが、なんでもかんでも好きに配置できるわけではありません。
何故なら、【共有配管】という障壁があなたの前に立ちはだかります。
湘北・赤木の前に立ちはだかった、山王工業・河田雅史のように(SLAMDUNKより)。
という事で、今回は内見時のポイント【共有配管】についてです。
そもそも【共有配管】って何?というところから。
【好きなものと暮らす家】の解体写真で見てみましょう。
タテに通っている3本の配管。これがトイレやキッチン、浴室などの排水を下水道まで流すための管で、「共有配管」と言われるものです。風呂・洗面の配管に限っては、部屋の中央のいいポジションを陣取っています。
専有部(室内)にありますが、共用部になるので勝手に切ったり曲げたりができません!
ですので、間取りを考える際、どこに共有配管が通っているかが非常に重要。
そして、この管を壁で囲ったのが「パイプスペース(PS)」といわれるものです。
じゃあ、販売図面ではどのように記載されているのか。
トイレ、キッチンの配管には【PS】と書かれているのに対し、洗面所には特に記載はありません。
ただ、この図面は優しいほうで、なかには、黒く塗りつぶされていたり、何の目印もない販売図面もあります。
リノベの邪魔者となる【PS】、どうやって見分ければいいの!?
それは、
・キッチンや、トイレなど水を流す場所に近いこと
・柱のような形なのに専有部に居座っていること
排水用の管なので、言われてみると納得ですね。
ただ、竣工図にはしっかりと記載されているので、竣工図を見せてもらうのもありですね。
内見の際は、共有配管(PS)がどこにあるかを意識してみましょう!!
今後もリノベーション用物件の見方を少しずつ掲載していきます。